こういった感じなので、ぬるま湯括りに入った場合、定年まで在籍できれば良いが、結婚、出産等で退職し、落ち着いてから再就職した場合、他の会社ではキツくてついていけないと思う。どっちが良いのかは分からないが、自分の足で自立して生きていくのか、上手く女子力を使って他力で生きていくのか、自分の生き方を確立しないと、後で痛い目に会うでしょう。それだけ、女性には甘い会社に思えた。

全体のことは何とも言えませんが、人間関係が難しい風土が根付いていて、どの会社でも同じことかもしれませんが、合わない人と仕事をせざるを得ない環境になってしまうと、相当の神経をすり減らすことになり、やりがいどころの話ではなくなることが多々あるような気がします。とりあえず、言われたことを真に受けてしまう、右から左に流すことが難しい人にとっては、かなり精神的にキツイ会社だと思います。逆に、ハートが強い(鈍感力に優れている)人にとっては、待遇面から見て、非常に良い会社だとは思います。しかし、そうではない人には、ある意味、とんでもない会社なのかもしれません。

応募の動機は、出身校の学校推薦で受けた場合、過去に落ちた人が居らず、よほどのことがない限り受かることが見えていたため。さらに、専門試験もなかったことから、当時研究活動が多忙で就職活動を行う余裕がなかった立場では、腐っても富士通の冠が付いたこの会社は魅力的に見えた。現在、業績悪化にも関わらず、それなりの数の新卒者を採用しているが、これは、年間50～60名発生する自己都合退職者の補充である。新卒採用者数の根拠を、堂々と人事がこのように公言している。自己都合退職者の多発理由を分析しようとせず、抜けた穴を新卒者で数合わせすることしかできない会社に何の魅力もない。将来ある新卒者は、数ある企業を十分検討し、私のように安易な動機で就職先を決めるようなことはしなあで欲しい。特に、最近は関西有名私立大、旧帝大の院卒者が数多くターゲットとなっているが、もっと良い会社はいくらでもある。是非、一時の安易な判断で、自分を安売りしないで欲しい。

あまりにもカーナビにおんぶに抱っこ状態が長く、利益が出ていた時に次のアイテムへの投資を怠っていたため、カーナビで利益が出なくなってから焦って新規開発を手掛けても既に時遅しで、もともと技術ち力のない会社であることもあり、どの開発アイテムも他社に先行され、追い付く、追い越せる見込みがない。このような状態のため、直近の三期連続赤字は大規模なリストラで回避できたものの、利益を出せる次のアイテムがないため、遅かれ早かれ、ままならない状態(不採算事業を切り捨てて、利益の出る部門のみ、親会社であるトヨタ、デンソーに吸収)になることは目に見えている。

給与の絶対値そのものは決して悪くはない。しかし、平等な成果主義を唱っているにも関わらず、実体は相対評価で、成果を出しても高評価に結び付くとは限らず、単に人件費抑制に使われているに過ぎない評価制度のため、適正な評価を受けることは難しい。言い換えると、サボっていてもクビにはならない会社、とも言える。

人材を育成しようとする風土そのものがない。それでは人が育たないと全社的に人材育成の優先度を上げるものの、根付いた風土は簡単には変わらず、未だに、「技術は教わるものではなく盗むもの」といった古い考え方が強く、人によったら、聞くこと自体がNGな場合があり(会社は勉強するところではないと怒鳴られる)、そういった考え方の人の下に付いた場合、独学でなんとかするしかない。

福利厚生は、富士通健保基準のため他社と比べて優遇されていると思っていたが、決してそんなことはなく、下手したら、神戸市で中小企業向けに導入されている「ハッピーパック」の方が充実している。補助面は、単身者の場合、30歳を越えると一切住宅手当てが出ない、食堂・配達弁当が高い(通常の社員食堂の倍程度)、最短ルートでの通勤を認めてもらえない(地下鉄は高価なため、東方面からの通勤者は最寄りの地下鉄御崎公園駅を利用できず、JR兵庫駅からの通勤しか認められない、西方面で地下鉄しか交通手段がない通勤者は認められる)等、決して、優遇されているとは言えない。

一昔前は、水曜日は定時退社日となっていたもののあってないような状態でしたが、最近は管理職による見回りが行われ原則帰ることができるようになり、さらに、有給休暇も取り難い雰囲気がありましたが、月一回は計画的に取れるようになってきました。仕事量そのものは減っていないため、時間内に仕事をこなすための集中力は以前より必要になりましたが、効率的に業務を行えれば、そこそこプライベートとのバランスは取れる状態にはなっていると思います。