現場の編集者とデスク、人事の3名体制で面接が実施された。印象に残った質問1に対しては、日本では少子高齢化が叫ばれて久しいが、世界規模では人口は増加の一途をたどっており、人材の世界的な流動が起こるようになり、ボーダーレス化するようになるのではないかと回答した。印象に残った質問2に対しては、女性の貧困調査と称して出会い喫茶に通っていた官僚に関連する事象について回答した。

毎日が変化の連続なので、新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができる。名刺ひとつで誰とでも会え、話を聞くことができるのこと、自分が書いた記事で、社会に大きなインパクトを与えられた時、人から感謝された時、特ダネを抜いて他社が追いかけてきたときなど、大きなやりがいを感じる瞬間は日々感じられていたように思いました。

世間一般的にいわれるように額面では高給だが、不規則な勤務時間、拘束時間、体力的・精神的負担を考えると、妥当かそれ以下。また、年次とともに給料はあがっていくが、能力による評価制度はあり、一応自己申告と面談による双方向でのランク付けはされる。ただ、それによって賞与などに大きな差はつかないようだ。概ね満足している。

強み:取材力。近年の新聞協会賞を見ても、取材力は他社と比べても頭ひとつ抜けているように思う。加えて「大学入試に強い」など、まだかろうじて朝日ブランドが残っているところ。弱み:危機意識の無さ。いまだ天下の大新聞という文化があるため、全体的な改革が進んでいないように思う。また、WEBメディアの勃興による部数減と購読率低下への抜本的な対策がうてていないところ。

給与制度の特徴:勤続していけば緩やかに給料はあがっていき、役職などもついてくる(ポストの空き状況にもよるだろうが)。しかしながら、年収ベースでいえば、全体的に今後は下がっていくことが予想される。なお、一般的に高給取りのように思われるが、長時間勤務かつ激務であるため、時給換算するとそれほどでもないようにも思う。

大規模な会社であるため、自分が書きたいことが書ける部署に行くためには、相応の功績とともにポストの空きが必要となるため。さらに希望部署に配属されたとしても、地方への転勤となることも多く、家族に多大なる迷惑をかけると思ったから。また、24時間365日体制であるため大変に忙しく、ワークライフバランスが非常に悪いことも理由の一つ。

24時間365日体制かつ拘束時間が長いため、記者職ははっきり言ってプライベートとのバランスを取るのが困難です。若手で地方の総支局で勤務した場合、その都道府県から出ることが難しいため、旅行や遠出などのレクリエーションなどに参加することは、自動的にあきらめざるをえない。また、上記理由により、有給なども取得しづらい。

入社理由:名の知れた新聞社で記者として活躍したいと思ったため。入社後に受けた印象・ギャップ:情報の伝達は紙でなくとも良いことをみんな知ってしまったため、「紙を印刷して個別に配送する」という業種は、そう遠くない将来に完全に崩壊します。しかしながら、「崩壊するメディアに現在進行形でいる」という状況認識があまりない人が多いように思う。