ノー残業DAYを設けるなど、残業に対する取り組みは力を入れている。月の総残業時間が45時間と60時間を超えるとかなり面倒なことになるので、多くの社員が44時間あるいは59時間といったギリギリの申請をしている。部署によって忙しさの度合いが大きく異なるため、ワークライフバランスを一概に語るのは難しいが、ある程度調整は聞くはず。

どんなに頑張っても同期とそれほど待遇面で大きな差はつかなかったため。また、この頃から昇格するのが難しくなった。昇格試験は部門長の推薦をもらい、さらに人事部の昇格試験をパスする必要があった。当然、部門長の推薦をもらっても不合格となるケースあり。

年齢に関係なく比較的大きな仕事も若いうちに任せてもらえるので、その点はとても良い。中途、新卒も分け隔てなく仲間意識が強い社風で、多くの部署と関わる仕事もスムーズに進めることができる。

入社理由は、国際展開をしているブランドとして海外勤務ができるチャンスがあると思ったから。入社後に感じたのは、確かに海外展開しているが、アジアが中心でVISAやマスターカードには到底及ばない現実。今もあるかどうか分からないが、当時は明らかな圧迫面接があった。でも入社してみるとその面接官はとてもいい人だった。

新卒採用は、まず社員の方との座談会形式でスタートして、そこから選考となる。その後に3回ほど面接があって内定に至った。2回目の面接は完全な圧迫面接で、絶対に落ちたと思っていたら通過していた。今でも間違いだったのではないかと思っている。

管理職の多くは社員に仕事を与えて成長させようとする傾向があり、その点は素晴らしかったと思う。一方で、社員の業務負荷がどれほどなのかしっかり把握できている管理職と、そうでない管理職がいたため、もう少し管理職のマネジメント能力は欲しいと感じたことはあった。人間的には柔らかい人が多く、雰囲気はとても良かった。

女性はとても働きやすいと思う。社員の半分以上は女性だったと記憶しており、実際に産休や育児休暇を取得する社員は多かった。男性社員でも育児休暇を取得している社員も一部いて、会社側の理解や方針はとても浸透しているように思えた。まだまだ男性の割合が多いが、女性の管理職も増え始めていて、女性が活躍できる環境は多いと感じた。