正社員以外は基本的に低賃金です。お給料のわりに日常業務の中で求められる仕事内容は多く、同じフロア内のことであれば担当外のこともある程度のレベルでこなせなければなりません。できなければ上司からでなく、まず最初にお客様から直接叱責をいただくことになり、その時のスタッフの対応がお客様の受け取り方次第ではそのまま店舗へのクレームに繋がります。しかしそれでありながら人手不足なため、担当者が不在の場合はわからないことでも対応せざるを得ないことも多々あります。またそういった場合はほぼ間違いなくお客様から厳しいお言葉をいただきます。新人教育の面では、金銭授受であるレジ操作や基本的な接客応対マニュアルの教育はある程度確立しています。しかし、それぞれの売場の専門的なことに対する教育についてしっかりとしたマニュアルが存在しないため、実際に現場に出てお客様を相手に経験しなければ身につきません（接客業はどこもそうなのかもしれませんが）。また、本当に人手不足であるため、その分レジに入る時間も多くなり、担当である売場でこなさなければならない作業がなかなかすすみません。決められた時間内で作業を終えなければならないため、時間外労働に厳しい（残業もあまり推奨されておらず一月の残業時間上限も定められている）職場環境はそういった面ではデメリットであるようにも感じます。

それぞれの売場でそれぞれの専門的な知識（場合によってはスキル）が求められるため、全く馴染みのない分野の売場に配属された場合は仕事に慣れるまでかなり時間がかかります。商品により対応がかなり違ってくるのですが、商品の流行り廃りもなかなかに早いので、なかなかちゃんとしたマニュアルをつくるということができません。