給料は残業代がないと手取りが20万程度となってしまい非常に厳しい。その為、残業代を見込んでいるが、会社としては減らす方向で考えているが業務量の問題もあり難しい。昇進昇給は、半年もしくは1年単位での評価制度があり2人の上司による評価となっているが、初めに出来ると思われたらどんどんあがるが、ダメと思われるとなかなか上がれない。普段頑張っているかどうかではなく、頑張っていると思われるイメージで評価する部分があった。

基本的に実務に役立つ研修はありません。人事部主催の研修はありますが、何の役にも立ちません。人事部も何の研修をやれば良いかわからないままに、思いつきでやっています。日々の業務を通じて自身でキャリアアップするしかありません。身に付けたスキルは同業他社で十分役に立ちます。会社としてのスキルアップを図る風土はありません。

女性の一般職は休暇は非常に取りやすいです。業務調整が出来ますし、特に上司から何か言われる事はありません。総合職は客先対応、期限のある提出物等があり、休むどころか休日出勤しないとまわらない状況です。手当については、時間外手当以外は何もありません。時間外手当は申請して実施する形になります。福利厚生としては、社員持株会があり、購入価格の15%を会社が補助してくれる制度があります。

社員と管理職の関係について、管理職と言っても課長、部長代理は何の権限も持っておりません。結局、もっと上の方と社員とのやり取りになります。管理職は基本、伝達係に過ぎません。管理職で、管理職の仕事をしている人がいないため、スキル等はありません。人柄については、全体的におとなしい人が非常に多いです。役員クラスが幅を聞かせてますので、上場はしていますが中身は中小企業と言えるでしょう。

主な営業として、東日本は民間企業、西日本は官公庁に強いです。官公庁は入札になりますが、最近は単なる価格入札ではなくプレゼン式の入札にもなってきており、大手だけにその辺りは非常に強いです。官公庁は、今後益々、民間へ管理を移行、あるいはPFIの推進をしていく予定ですので、この企業の将来性は十分にあると思われます。新規事業は特に考えていない。手堅い企業であると思われます。

ワークライフバランスはありません。夜中でも何かあれば構わず電話が入り、緊急事案であれば現地に駆け付けないといけません。夜中に別の方が対応してくれる事はなく、担当物件は年中無休24時間体制で担当者が対応しなければなりません。女性は出産等に伴う休暇や短時間勤務等は選択できます。基本的に体外的な体裁しか考えていないため、女性の労働問題には対応していると言う事ですが、他は全く駄目です。

これまでの経験についての内容確認。1社1社について内容確認されます。面接は2度あります。1回目は部門長面接。2回目は人事面接です。基本的には採用するために面接していますので、採用見込みのない方は書類選考で落とされます。面接に呼ばれた時点で候補者は1名採用に対して3名位にまで絞られています。これからどう頑張るかではなく、これまでの経験が重要視されますので、経験の説明をする時に印象よくはきはきと、長くならない様に分かり易く話す事が重要です。

女性社員は一般職と総合職に分かれており、給与水準が違います。一般職の方は残念ながら昇格等をすることは無く、年に1度の昇給があるのみです。その昇給額も微々たるものです。しかし、全ての業務について補佐的なプレイヤーであるため責任を問われることは殆どありません。総合職の方は男性と同様に昇格もあります。最近では課長職の方もおられます。しかし、課長職になると、労働時間が関係なくなるため、男性と同じ感覚で物事を言われるため、主婦等では厳しいです。会社は体裁は整え様としていますが、抜本的な改善はする気がありません。

面接時には残業はほとんどなく、あっても1日1時間程度。残業代は全額支給と説明がありました。しかし、入社してみると、ほぼ毎日残業で、サービスも横行してました。入社の決め手は創業から40年以上無借金経営で安定している。本社の自社ビルも無借金で建設したと説明がありました。入社後に感じた事は、会社が安定しているということは、社員に還元していないから、と言うことがわかりました。

退職理由は残業残業と、仕事量、調整業務、で追い込まれ、肉体的・精神的に追い込まれた為です。このままでは体を壊してしまう。また、その割に合わない給料であった事も決め手でした。社風はまじめで、服装にもうるさいです。カッターは白、スーツは黒等、うるさいです。女性は一般職には制服がありますが、とてもダサいです。あれでは電車に乗れません。

【社長】福田新太郎この会社は福田一族が経営しており、会社を大きくしたのは現会長で先代の「福田武」です。今の社長は息子で2代目であり、社長になってまだ10年程度です。現場を知らないため、会長が社長の時より長年勤めている役員の話をきかないと仕方がない状態であります。しかし、現社長は東大を卒業しており、英才教育で頭はいいです。まだ先代の影響力が強く、社長の手腕が出ていないと思われます。会長が隠居されてからが、社長の本当の手腕の見せ所だと思います。