金融機関であるため、長期在籍していたら給与面では困らないだろう。しかし、問題はメンタル面。かなり責任の重い環境であるため耐えれるか。そこが一番の問題点である。必要でもない物を、「お客様の為に」などくさい台詞を吐きつつ売り込む。毎月、ノルマが厳しく本音は「お客様の為」など考える余裕もない。全ては自分のためになってしまう。おそらくそこで、プレッシャーに耐えつつ本当に「お客様の為を思えている」人が残っているのかもしれない。思っているのではなく、演じているのかもしれない。 つく上司により、支店の雰囲気、職場の雰囲気は大きく変わる。銀行は定時終わりという考えを持った外部の方がいるが大間違い。定時はザラに過ぎ、ひどいときは日付が変わる頃。昭和が終わった平成の今でも、店舗によってはこのような状態はザラになる。これがまた、人事に申請していなく非公認の残業であるため残業代は出ない。 金融機関はどこもホワイト企業なんていない。「グレー」が一番多いだろう。また、お客様の為、顧客満足度向上のためなどよく言うがあくまできれい事。ようは、ただの金貸しである事を忘れてはいけない。

採用試験がとてもフレンドリーで有名な会社です。フレンドリーな面接で入社後大きなギャップを感じた方も多くはないかと思います。地域のため、お客様の為に動きたいという平成には珍しい馬鹿正直な想いを持ち入社しました。事実、来店される方々は言い方を変えると「近所のおじちゃんおばちゃん」ぐらいの距離でお話しでき仲良くさせてもらいました。しかし、それは自分を好いてくれているからではなく、あくまで「銀行員」の自分を見てくれているから。本当の自分とお客様が向き合ってくれるためには、かなりの時間を要します。仕事内容は、現金を扱い時と場合によってはお客様の生活にも関わるため、間違いなど許されません。基本100点満点スタートの仕事で、ミスをする度に点を引かれていく感覚です。あまりにも大きいミスだと、支店全体の点が引かれボーナスにも影響します。ですが、逆に内容の濃い仕事をすることができます。自分自身も仕事に慎重、丁寧になり、正確度が格段に上がります。みなさんの生活を背負っていることが大きなやりがいかもしれません。最後に・・・昭和が終わり平成の今も、日付が変わるくらいまで残業をする店舗があります。人事へは未報告な為、残業代は出ません。支店の上司が「俺たちの頃は残業なんて・・・」と語る店舗に多く、上司は何一つおかしいことと感じていません。きちんとした人の多い職場ですが、「変わった方が多い」業界です。お客様の為と言えるのはほんの一部であり本音は「自分のため」・・・。実力をつけなければ、余裕が持てず、なかなかおもしろさを感じれないかもしれません。本当に最後に・・・大変お世話になった上司に言われて衝撃を受けた一言・・・「わしらは、ただの金貸しじゃけー」と。当たり前ですが、お客様やココにおおきな人間味あふれるものを期待しすぎていると辛いものがあります。

入庫後、1年間は人事主催の研修がありますが正直、その研修だけでは仕事は出来ません。どこの会社もそうかとは思いますが。あくまで、「支店の机に座っていても最低限の仕事が出来る」くらいのレベルの研修です。支店配属後は、支店によりけりかと思われますが、大きなアドバイスはありません。とにかく、食らいついて先輩や上司に嫌な顔をされてでも聞いて吸収するのみです。研修で使うマニュアルなどは、あくまで”研修用”で現場にはなかなかいかせれません。スキルアップはみなさん独学です。金融機関はどこもあるかもしれませんが、通信教育を半期に1つは強制的に受講し(給与天引き・昇級の為に必須)資格などを受けます。

女性の管理職(金庫内では役席と呼ぶ)は多い。人事曰く、女性の育児休暇所得実績はあるという。女性の管理職は支店にも、本部にもチラホラといるがたくましい方が多い。言い方を変えると、男社会でも十分に生きていけそうな方。しっかりと立ち向かい、意見を言い合い結果を導き出している。あくまで、個人的な感覚だが上に上り詰めていく方はお一人様が多いような気が・・・!?一度結婚して退職しても経験者としてパートでの採用もあるよう。パートは基本的に16時頃に終わりで、正社員ほどの結果は求められていないよう。数字もほどよく大事だが、確実丁寧な仕事内容が求められる。

企業説明会などで事前に聞いているかとは思われますが、仮に入庫したら「一生勉強」です。金融関係の知識は、自分が生きていく上で役に立つことも多いですが、かたぐるしい言葉や意味が難しい言葉。はたまた、計算も入ってきたり年度によって変わったり。ややこしいです。通常業務も覚えつつ、帰宅後、土日休みは一生勉強(極端ないいかたかもしれませんが)の覚悟で。土日に支店の行事(支店長によりけり)や、地域のお祭り(年に数回あるかないか)、金庫全体の行事(新入生もしくは最年少はパシリ状態の)、資格試験などあります。

通常店舗には「預金」「融資」「渉外」の3つの係があり、それをまとめているのが「支店長代理」という役職です。支店長代理だけど、副支店長的な立場ではありません。客に対応する際、支店長とついている方が喜ぶからとかなんとかハッキリしない噂もありますが。代理まで行くと、人のものをチェックする権限が与えられます。俗に言う「検印」です。これが出来るようになるため、仕事量も責任も一気に増えます。・・・が、それだけの仕事がある代わりに給料は文句なしかと思われます。もともと、下っ端でも異常なぐらいの額をお貰える金融業界であるため、ここまで行き着くと極端な話、昇進を臨まなくても人並みor人並み以上の生活は出来ると思います。支店NO,2の「次長」は、なんでもやります。各係の統括役から、支店長の秘書的な役割も。支店長は、相当頭のキレる方だけです。話題の引き出しも多く、支店長という肩書きを見なければ、素直に人として好きになれそうです。もう、ここまで行くと普通のサラリーマン以上の生活です。また、支店の雰囲気を左右するのもこの支店長。「日付が変わるまで働いていた」と一昔前を自慢する方は、残業代など関係なく支店全体に残る雰囲気が漂います。一方、「意味のない付き合い残業は、廃止すべき。仕事が終わったらちゃっちゃ帰る。」と言われる方がいるのも事実で、どんな支店長かによりけりです。