産休、育休制度は充実しており、実際に利用する人も多いです。ただし、2人目3人目となると周りからの無言のプレっシャーや利用しずらい雰囲気もあるのも事実です。また産休から復帰し育児勤務となると口に出しては言いませんが煙たがられます。男性の育休も制度化されましたが利用している人はまだまだ稀です。最近は女性の総合職や管理職もちらほら見受けられるようになりました。

毎年5日の連続休暇と3日のミニ連続休暇は強制的にとらせられます。年間の有給消化日数は13日程度が平均です。住宅は総合職に対して自社保有アパート、借り上げアパート、寮があてがわれますが場所は選べません。家賃負担は1万円前後(寮以外は光熱費自己負担)。なお、総合職は勤務地の希望は言えません。生活の本拠地を完全に無視した人事が行われています。

給与体系は新卒から5年目が300～400、5年目～10年目が(400～500)、10年目～15年目が500～700、課長900、次長1000、支店長1300程度でしょうか(私の知る範囲で)。ボーナスは年2回。査定によって決定しますが概ね2.8カ月程度でしょうか。長野県内では比較的高い方ですが、仕事のストレスや業務量から比較すると決して満足する数字ではありません。

体育会系かつ堅実な社員が多いです。堂々巡りで建設的な意見が何も交わされない会議やスピード感のない社風、前例主義にとらわれすぎです。一匹狼は孤立します。就職氷河期に入社した優秀な人材は現在ほとんど転職しておりおり、マニュアル人間だけが残っています。プライベートもかなりのレベルで監視されており、輸入車に乗ったりブランド時計をするのは比較的勇気が入ります。

銀行の収益のほぼ半分は長野県外の支店で稼いでいるのが現状です。長野県内の産業の衰退は大きく、今後もこの傾向は続くと考えられます。信用金庫等との競争激化や他社に追随したその場しのぎとも取れる政策、ノルマの設定内容、仕事のための仕事が多すぎる等理解に苦しむ面があります。会社と社宅の往復で外界を知らない社員が多すぎるためか、文句が出ないのが不思議なくらいです。現状で収支が赤字の営業店も多いです。近く、増えすぎた管理職の賃金カットを予定する等、先行きが不安です。

研修体系は比較的充実しています。担当部署の変更の都度人事部より指名される研修やスキルアップ研修等ほぼ毎日何かしらの研修が開催されています。但し、銀行内部の職員が講師を行うことがほとんどです。また、研修に行きさえすればもう何でも知ってるでしょ?的な雰囲気がどこの営業店にもあり、営業店内でのOJTはさほど活発ではない(人員がどんどん減らされその余裕がない)です。