上司には部下を育て一人前にしようとする気概が感じられる人が多かったように思います。とはいえ堅苦しい上下関係はなく下の意見をしっかり聞いてくれるました。言われたことをただやるということはなく、自分のアイディアがあればどんどんそれを具現化できるフィールドです。またそれを上司がバックアップしてくれます。上昇志向のある人にとってはとても良い環境で仕事ができると思います。ただ私にとって難点だったのは毎日のようにお酒に付き合わされたことです(笑)

・退職する理由になった点はなんですか?特にこれといって社風や待遇、仕事内容に不満があったわけではありません。ほかにやりたいことができ、この会社ではそれが実現不可だったからです。あえていうなら、基本給はやすかったです。社員を大切にしてくれる、とてもよい会社です。石川県に本社があるので、その土地の人が多く、県民性上おだやかな人が多いです。

部署により残業時間は様々です。当時は主力製品の開発部門は土日も出勤しないと納期が間に合わないのでワークライフバランスなどとは言ってられなかったです。忙しい部署では月の残業時間は200時間という強者がいましたが、いつからか100時間は超えないように考慮されるようになりました。ただ年次については、とりやすかったです。

基本給は全然あがらない。ただ残業代は全額支払われるため、残業が多い部署は高給取りで、少ない部署とでは年収に大きな差が生まれていた。基本的には仕事で認められることで昇進し基本給のアップを図るしかないといった状況であった。ただキャリアパスという意味では自分の行きたい方向を上司に伝え続けていれば、比較的その方向に行きやすい。

全体的に穏やかな人で人格者が多いと思います。石川県の企業ということで県民性が関係しているのかもしれませんが。社風、業績、労働環境、人間関係、キャリアパスなど不満に思う部分は特にありませんでした。ただ一つ不満なのは基本給が全然上がらないということです。残業代は全額支給ですが、残業がなくなると収入は激減します。

特に女性向けに何か制度を設けていたり環境づくりをしているわけではないが、出産後の休暇明けでも実力のある人は元のポジションに戻れていた。男女の差別なく実力で出世が決まる。立場が上がれば男女という差別なく仕事は与えられ、残業で過程を顧みることができない人もいた。ただ、今は、どうなっているかはわからない。

わが社について何をしっていますか?面接は2回で両方非常に穏やかであった。特にひねった質問もされなかった。大学に来ていた推薦を使って応募したというのが穏やかな理由かもしれない。面接を受けたその日に食堂やいろいろな部署を案内されて合格していると確信した。

研修については富士通グループが提供する様々なものを無料で受講することができる。ただ忙しい部署だとなかなか研修に行ける時間がないと思います。スキルについては、配属される部署によってレベルアップができるところと、そうでないところがある。自分の場合は開発部署に配属されたが下流工程ばかりしかやらせてもらえず、上流工程を経験できなかった。

自分のやりたいことがあればどんどん発信してビジネスにすることが可能である。ただそれには内部を説得させなければならない。説得さえできれば自分がリーダとなりビジネスを推進できた。ただ私がいた部署がそうなだけであってほかの部署がすべてそうとは限らない。スキャナビジネスに関しては上から言われたことをやるといった部分が多いと思います。

主力製品のネットワークスキャナはこれといった参入企業はなく独占状態であった。今はどうかわからない。おそらく今も世界市場ナンバーワンだと思います。ソフト部門については自社で開発しているセキュリティソフトが市場ナンバーワンであった。セキュリティを切り口に様々な製品を投入している模様。ただセキュリティ市場は競合がひしめく激戦で少しでも気を抜けば市場がひっくりかえる。