学習塾だけでなく学校経営なども手がけるなど多岐にわたるため、相互シナジーもうまれ盤石な経営になりつつあった。小学入試から大学受験、そして中学、高校、お年寄りのパソコン教室など幅広い客層を相手にしている点は、他の学習塾とは一線を画していると思う。一方で、毎年塾内での経営方針が変わるため現場は混乱することもあった。

ある一定の年齢にいくと給与はあがらない。そのように人事も考えている。役職を外し、給与を下げる努力をする。評価については、若い者を役職に就けることで、総人件費を抑えようとしているのが窺がえる。ある役員の教え子と、その犬は何の実力もないのに上のポストに就いたり、一緒に遊びに行ったことなど社内の掲示板に載せてもらったりと、ある役員の気に入られ具合で昇進もきまる。(全てではないがその傾向は非常に強い。)若いうちはこの会社でもいいが、将来を考えるとお勧めはしない。

塾の先生で必要なものは何か。中学校レベルの問題(文系は英語と社会、理系は数学と理科)が解ければ大丈夫。あとは模擬授業なので、大きな声で元気よく授業ができれば問題ない。授業の中身よりも、元気よくできるかどうかが試されている。授業の中身は入社後なんとでもなる。

校舎によっては授業研修なるものはあるので、授業のやり方については心配しなくてもよい。それ以外の研修はないので、社会人としてのビジネスマナーなどは全く身につかない。その点は自分で学習しなければならない。どちらかというと、自ら授業を見学するなどして自分から進んでスキルを身にけなさいと言う感じである。。。

福利厚生は全くないので期待してはいけない。住宅手当や扶養者に対する手当もない。休職制度はあるが、職場復帰した女性は数人。仕事の時間が遅いので仕方がないのかもしれない。ワークライフバランスについて、会社は何も考えていない。人が足りないみたなので、週休1で働かされている人も、多数。しかし公休日振替で休日に出社してもすぐには手当は出ない。

女性・男性を区別して働かせることはありません。労働環境を向上させる取り組みも残念ながら見当たりません。所属長によるところも大きく、授業後帰りにくい雰囲気の校舎もあるようで、深夜12時を過ぎることもあるそうです。幸いに私が勤務していた校舎は、仕事が終わったらすぐにみなさん帰っていましたから、楽でした。

社員と管理職との関係は良好です。年下の管理職もいますが、さほど出来はよくありません。楽しく仕事はできると思いますので心配はないでしょう。いろんな地区に色々な人がいますので、自分にプラスになると思うことをどんどん盗んでいけばいいと思います。統括者によって校舎の雰囲気はぜんぜん違っていますから。。。。。

入社前は生徒のための授業をしっかりやればいいと思っていましたが、やはり企業ですから、結局は売上が上がらなければ評価されません。多くの講座を取らせる、辞めさせない、次の学年に継続させるなど多くの評価ポイントがあります。一番残念なのは、志望校に合格させることができた、難関校に合格できた、生徒も喜んだ、でも次の学年に継続はしてくれなかった・・・・評価0。だれも褒めてはくれません。

生徒と一緒に過ごせるのは他の仕事では味わえない。合格を勝ち取ったときの喜びは何事にも代え難いものである。日々の業務のなかで本当にくだらない仕事もあるが、それに目をつぶればやり甲斐のある仕事であることは間違いない。あとは、配属先によってやり易いやりにくいはあるので、それは運にまかせるしかないであろう。

福利厚生は全くない。住宅手当や扶養手当などはない。有給休暇も取りにくいので、なんとか冠婚葬祭で休める程度である。人事課に結婚式で休むと言ったら招待状を提出しろと言われたのは、正直訴えてやろうかと思った。ですから、福利厚生をこの会社には求めてはいけないし、ないと思って転職してください。因みに年間休日は100以下でした。

【社長】宇津田社長非常に統率力があり、自分が全てをやっています。経営戦略はもちろん、時間割やチラシまで何から何までやってのけます。非常に尊敬できる社長でした。人柄としましては、温厚な方ですが、やろうとすることはトコトンまで考え抜かれて決断されますので周囲もその勢いに圧倒されます。一見ワンマンに映りますが、そのトップダウンが会社発展の原動力であったと思います。