昔は冷蔵庫やら布団やらの売り上げ(供給)が大きな成果としてみられていたが、現在はコープ共済と新規訪問先獲得に重点が置かれている。完全に業務がシステム化されており、地域担当業務は基本的には誰でも出来ると思う。共済、拡大に関してはやる気のある職員と無い職員との差が激しい。しかし、給料はさほど変わりは無い。やりがいは強いて言えば組合員からの感謝と大きな成果を出した時の満足感と言ったところか。

地域担当での話だが、物量の多い区域を長年担当していると体力的にかなり厳しい。また、コープこうべの今後も怪しく、給料の面でも将来に希望は持てない。生協は安定しているというのは過去の話だと今は感じる。目標達成などでやりがいをかろうじて見つけている職員が多いだろうが、共済や拡大をいつまでこなし続けていけるのか不安に思っている職員も多い。見切りをつけて転職をしたほうが今後の為だと思った。

新年度にパンフレットを配布され、そこから希望する研修を選ぶ事が出来る。特に毎年同じ内容なので、3～4年でほぼ受けきってしまうところがある。実際の業務とはあまり結びつかない内容ばかりなので、受けることの義務化みたいなところがある。研修で身に付けた事は、やはり生協でしか通じないものがほとんど。手に職がつかないとはまさにこのことである。

コープこうべ自体の経営がかなり厳しいので当然給与に関しても厳しいところがある。また、年齢によってもかなりの格差が発生していると思われる。若年層は極端に低く、定年間近の年齢層は高い傾向にあると思われる。とにかく給料が安い。安定している企業というイメージはあるが、低賃金で働き続ける事と、希望のキャリアパスにつけるのかどうかという不安から、新卒者の離職が目立つ。

有給は非常に取りにくい。有給を取ることが悪とされている昔ながらの風潮が今にも残っている。特に、店舗で従事している職員の有休消化立は最悪である。男性の育児休暇なんてのは皆無である。労働組合は何年も前から改善要求をしているみたいだが、組合は口ばかりだし上層部は改善など何も前進させようとは思っていないだろう。

入社理由・・・コープこうべという地元に根付いた企業であることと、地域組合員からの信頼が他小売よりも厚いところが魅力てきであった。また、扱う商材に対しても自ら信頼できるものを売る事が大切であると感じた為、志望しました。入社後に感じたギャップ・・・他の小売業も時代とともにクオリティ(商品・接遇・価格等)が高くなり、生協=高い水準というものが消費者から薄らいできていると感じた。価格に対しても他者に負けているところが多く、末端職員は非常に苦戦している。

管理職の方々の評判は所属によってバラバラ。メンバーの相談に親身に乗ってくれる所属長もいれば、評判では最低な所属長もいる。まぁ、貢献度や関わり方によって違うのは当たり前であると思う。しかし、全体の流れとしては、上からの命令は絶対服従の傾向が強くなっているように思われる。自分の成績を守るために部下の事を心から守る上司はもう居ないのではないか。

無店舗所属では年休は一ヶ月前の申請であるので、前もって予定が立っているのであればほぼ確実に取得できる。しかし、一ヶ月以内で予定が立ってしまったのであればマネージャー等に頭を下げて申請しなくてはならない。取得できるかは状況次第になってくる。労働時間は残業は平均で20-30時間弱。しかし、出勤してからの準備や、帰社後の事務処理はサービス残業がある。上司は早く帰れと言うが、その通りにしていては段取りが出来ない。