生産規模大幅縮小による退職ではあったが、複数ある選択肢から早期退職を選択しました。会社に残留していても定年まで勤めることは経済状態や社会ニーズを踏まえて考えると、非常に険しいと感じました。また、自身の年齢や体力を考えた時に転職をするにはこのタイミングしかない、今回が最後だと思い、早期退職を選択しました。

正社員登用後何をしたいですか?面接官の方の雰囲気はとてもよかったです。また、私の場合は面接の序盤で質問につまづきましたが、それ以降の質問で速やかに的確な答えを返すことが出来たので、正社員として登用して頂けました。推薦されるまでは、日々の作業ぶりにて決まりますが、面接では人物的特徴を見てきますので、面接対策は必要だと思われます。

給料に関しては24時間交替制シフト勤務であった為、基本給プラス交替制手当てが支給されていたので満足できる額でした。しかし、日勤シフト社員は同等の職級でも交替制手当てが支給されない為、給料面で劣ってしまいます。昇給に関していえば、職級によって昇給の有無があり、昇給自体も知れている額の為、向上心を持って昇進を狙う社員はあまりいなかったように感じました。

勤務形態が2勤務2休みの繰り返しであった為、年間シフトが決まっており、休日の計画が立てやすかったです。また、大企業であり、労働組合もあり、社員が有給休暇や慶弔休暇・育児休暇も取得しやすい組織風土であった。パナソニック本社の社員が率先して、有給消化を行っていた為、人員調整の折り合いが合えば、特に問題はなし。

製造オペレーターとして主に製品加工や設備保全、品質検査などを行っておりましたが、日々、設備トラブルや品質異常が発生する為、改善活動に力を入れて取り組んでおりました。上司は部下からの改善案を受け入れる風潮があったので他部署とも積極的にコミュニケーションを図り、知識や技術を高めることができました。それにより自身の改善案により生産性が向上したことに大きな喜びを感じることができました。

正社員登用試験の推薦を受けて、正社員になれました。世界的な大企業で従事することにやりがいや大きな喜びを感じておりましたが、プラズマテレビ自体の社会的ニーズが下降し、円高による貿易不振により、コストのかかる設備投資は皆無であり、常にコストダウンを求められました。よって、なくして再構築の改善案しか受け入れられず、結果、早期退職による人件費のコストダウンに繋がり、仕事のやりがいどころか退職しました。