【良い点】

役職がつけば一気に給与水準が高くなるため、30代半ばから飛躍的に上がる。

【気になること・改善したほうがいい点】

2024年度から新入社員の初任給を大幅アップしているため、年次の低い社員からは不満が多く出ている。

【気になること・改善したほうがいい点】

成長性、待遇面について疑問を感じ、転職を検討するに至る。成長性については、良くも悪くも勤務時間が19時迄と短く、20～30代の成長局面にある人材にとってはもどかしい環境。加えて、他銀行もそうだが、専門性ある人材が少なく、模範とすべき社員が見当たらない。待遇面については、個人に限った話ではなく、全体感として、他城市銀と比しても低位の年収水準のため、不満を抱く社員が多いのが事実。一般的な企業社員からすれば十分な報酬ではあるが。

【気になること・改善したほうがいい点】

年収に対する不満は、働く人々がその労働価値と報酬とのギャップを感じたときに生じるものです。私が感じる年収に関する不満点は主に3つあります。

1つ目は、努力や成果が適切に評価されないことです。特に成果主義が十分に機能していない職場では、同じ仕事をしているにもかかわらず、年齢や勤続年数によって年収に差が出ることがあります。若手がどれほど努力しても、その報酬が必ずしも反映されない仕組みは、不満の原因となります。頑張りが報われないと感じると、モチベーションの低下や離職率の増加にもつながりかねません。

2つ目は、業界全体の年収の低さです。特定の業界や職種では、市場全体の報酬水準が低い場合があります。例えば、社会的に重要な役割を果たしている医療や教育分野では、労働環境が過酷であるにもかかわらず、報酬が見合っていないケースが多く見受けられます。こうした不満は、業界全体の魅力を下げ、若い人材が他の職種へ流れる要因となります。

3つ目は、生活コストとのバランスです。年収が一定であっても、住む地域や家族構成、生活の質に応じて、その価値は大きく変わります。都市部では物価や家賃が高騰しているため、同じ年収でも地方に住む人と比べて自由に使えるお金が大幅に減少します。また、結婚や育児といったライフステージの変化に応じた柔軟な年収調整が難しい場合、生活が圧迫されることも不満の原因となります。

これらの不満を解決するためには、企業や業界だけでなく、社会全体での取り組みが必要です。具体的には、成果に基づく公平な評価制度や、業界全体の賃金引き上げ、そして生活コストを考慮した柔軟な給与体系の導入が挙げられます。最終的には、働く人々が自身の努力や成果を正当に評価され、生活の安定を実現できる社会を目指すことが重要だと考えます。