提案の幅が広いということは、その分、学ぶべきことも多いということ。金融機関のため取得が必要となる資格が多いが、通常のそれに加え、宅建等の取得ハードルの高い資格取得も必要となる。

根幹となる収益の柱が見当たらないのが気になる点として挙げられる。過去のりそなショックの影響もあり、リスク分散の観点から、住宅ローンに注力、取引先も中小企業をメインターゲットに変更してきた会社（と認識）。一方で、住宅ローンはネット銀行のシェアが拡大しており大きな脅威となっている。また、中小企業取引については、本来取引拡大を志向すべき中堅サイズの企業との取引が希薄であり、支店の取引先の大半は零細企業となってしまっている。加えて、グループ会社機能もメガバンク比で弱く、複数の会社・事業を立ち上げ、ソリューションの幅を広げているように思われるが、スケールしている事業はない（認識）。結局、バンキングのみを中心としている銀行グループであり、新たな収益の柱が見当たらない。

総じて言えば、早帰り、休暇取得が推進されておりホワイト企業であるといえる。休日に関しても出社が必要になることはほとんどない。年を経るにつれ、労働条件は改善の方向に向かってきているように感じる。

そもそも本人に希望がない場合であっても女性登用の観点で引き上げていくこともある。他、マネージャー職に昇格する前に出産をすると、その後マネージャーへの昇格機会は失われる。

社会人としての一般教養は一定程度身に着けることができる。また、法人営業については、中小・中堅の社長が面談相手となることが一般的であり、良い刺激を受ける機会が多い。

住宅補助に関しては、やはりメガバンクと比べるとかなり劣後する。食事の補助もない。

一昔前のイメージとは違い、ハラスメントを見かけることはない。温和で理解力のある社員が多い。上司とコミュニケーションをとる機会も十分にある。

世間一般の水準では相応の年収をもらえている一方で、業界比では、上位地銀に比べても低い給与水準となっている。また、いくら活躍しようとも、同期内で大きな差がつくことは稀。