ITインフラ投資が進んでいなかったため、社内インフラ（エクセル、アクセス等）を自分達で地道に改良していく環境でした。その分野に長けた方が異動になると、インフラで問題が起こった時に即座に対処できない事は多々ありました。

上記の通り、探求心が強い方が多いので仕事が属人的になり、異動があると途端に仕事に負荷が掛るという事がよく起こってました。仕事が属人的にならないようにするために、管理職の方も手を打とうとしていましたが、中々上手くはいっていなかったと思います。

銀行大手だからこそ有する強い顧客層は健在です。営業目標を達成しようとすれば、やり手の営業なら達成するだけのスキルと顧客を持っています。ただ、今後はネット銀との競争となると、インフラに出遅れている感は否めないと思います。

入社を決める際に魅力を感じた点は、若手にも仕事を積極的に任せてもらえるという人事の方の言葉。実際のギャップは、やはり大組織かつ保守的な業界ということもあり若手が活躍する場面は非常に限られていたこと(どこの銀行も一緒です)。自分のやりたい仕事に携われることはかなり稀なケースだったこと。入行して3年以内に辞める方が非常に多いですが、それは新たにやりたい事を見つけた人、または仕事に飽きた人(実際は大半を占める)が多いのも事実。

女性に対しての労働環境作りには非常に配慮していると思われる。出産・育児で休まれても基本的には職場復帰は大歓迎な風潮がある。ただし、女性のキャリアパスという面においては、日本の企業ということもありマネジャー職にはほとんど女性はいない。外部から転職されてきて、上級役職に就かれる方は散見したが基本的には男性(プロパー)が役職につく。