給与は大手メーカーと中堅メーカーの中間くらいで、個人的には良くも悪くもなく普通。今のところ、残業代もやった分だけ貰えている。昇給は年に10000円ほど。昇級については学歴(高卒か大卒か)によって大きな差があるが、係長クラスまでなら誰でもなれる。係長クラスまでは努力しても努力しなくても評価は同じ。会社の評価制度はあることはあるが、全く機能してない。

日々の業務を通して、原子力の専門知識を吸収できたとき。また、一つの大きな仕事を与えられた場合は、業務計画を作成し、課題事項や納期、他の部署の協力が必要かどうか、発注する場合はどれくらい金が要るのかなどなど、考えることはたくさんあるが、これらを一つずつクリアして仕事をやり終えたときの達成感は最高。プロマネの力がついたことを実感できる。かといって、給料が劇的に上がるわけではないが。

仕事を通して得られる能力はプロジェクトマネジメント能力です。もちろん、技術的な知識もある程度は身に付けることは可能ですが、私がいた部署では、技術的なスキルや知識よりも、メーカーなどとの打ち合わせ準備(日程調整、議題調整、参加予定者への資料作成依頼、配布資料の準備、議事録の作成)、施設内見学対応、契約関連業務(仕様書の作成、見積もり依頼、書類作成)など、事務的な業務が大半を占めていました。

うち以外にどこを受けているのか?面接では、部長クラスの職員7、8名からいろいろな質問をされました。志望動機、自己PR、やりたい仕事とその理由、性格テストの結果など。職員の中にはわざと意地悪な質問をする役割の人がいるようで、その時に応募者がどのような態度を取るのか、その反応を見ることによって、その人のストレス耐性、やる気を見ているような気がしました。

福島第一事故の影響で、高速増殖炉もんじゅなど、核燃料サイクル関連施設では再稼働のための条件がかなり厳しくなりました。他の軽水炉と同様に、新しい規制基準への適合性の説明を求められており、安全審査には数年かかると思われますが、それを乗り越えれば再稼働が可能になり、もんじゅの試運転を通してさまざまな成果を得られると思います。

私がいた職場の管理職は体育会系であり、マネジメント能力は皆無でした。どこの職場もそうだと思いますが、うちの管理職は技術的なスキルもなく、自己保身に走る人が多く、上司に媚びを売る人が大勢いました。何か問題やトラブルがあると責任は部下に全部押しつけて自分は悪くないと言い訳ばかりしており、民間ではやっていけない人達の巣になってます。