一般的な企業と違って分や秒で競うくらい忙しい時期もあるので、他人への配慮という意味では非常に場を読めるスタイルが身に付く。ポーカーフェイスに磨きがかかる。会社自体は社員のスキルアップについて取り組みは特にない様子。新人の仕事ではお客様と直接やりとりする機会は少なく、茶菓子や弁当の買い出しが多いので他業種で通用するスキルを身につけるには個人の努力とポテンシャルが必要になる。残業が多く、営業などの一般職にも何故か専門職の裁量労働制を採用しており、朝は早く夜は遅い、代休/有給とれない。3月の年度末にお盆級かを慌ててとっている社員が多数。

設備にお金をかけて、人件費はとことん削るという非常な会社だと思います。残業代が時間給ではないので、忙しい時期と暇な時期の給与が同じという点において、従業員は非常に不満に思うでしょう。社会的な常識が欠如した人が多いです。労働基準法や衛生管理法など遵守する姿勢は見られません。きちんと会社に福利厚生の要求など訴えかければいいのですが、3年くらいで辞めていく人が非常に多いので、改善されないままです。つまり体力と気力がすべてです。

ダーウィンの進化論や鉄道王の話になぞらえて、経営者が「変化に素早く対応できる」社風を重んじている。そのため、新しいシステムなどすぐに取り入れる実践的な面では、他の企業より刺激的とも言えるが、導入の仕方に慎重さが足りない。広告業界のためクリエイティブ指向の方々とお仕事する為、SNSシステムやアプリケーションにも詳しくないといけないため、社員もほとんどがこれらのシステムを利用しているが、情報管理としての意識が足りない。写真に関しては一流かもしれないがモラリティやネットワークシステムの知識が浅い社員が多い。前述の通り「変化に素早く対応する」ことをよしとしている為、オフィスの移動と人事編成が半年単位と激しく、特にオフィスの移動は過重労働の社員が掃除、整理、移動することに疑問を感じていた。非常に忙しいためオフィスは資料などで溢れ返っているため、定期的にバックオフィスをキレイに保つという点では評価できるかもしれないが、半年単位で人やモノを移動することにかなり疑問を感じる。クリエイティブでラフに見えるオフィスだが、上下関係はもちろんのこと、実績がないと発言権が無いため、旧態依然といった感じで日本の企業の悪いところを凝縮しているように感じる。が、やはり仕事自体は魅力的な人に囲まれ、非常に面白い。生活を犠牲にして経験を得たいのであれば、5年以上働いてポジションを築いていき、色んなアイデアを社内にアウトプットできるのではないかと思う。

新卒で入社された方、中途の方、カメラマンから営業職へ転向された方など、様々な背景をもつ方が一緒に働いているので、コミュニケーションをとって働くのが面白い。当然、ビジュアルの会社なので見た目重視の人が多いが、なにしろセンスがいい。プロデューサー以上になると手練手管の手腕を発揮されていると感じる。優秀な方の下について、どんどん仕事を覚えるといい。もちろん最初はできることが少なく、使いっ走りから始まる上に、残業が非常に多い。朝から朝までの撮影も時にはあるが、常ではない。予算管理、品質管理、時間管理。この三つにつきるが、役職につくとここに人材管理が加わる。プロデューサーを目指す方は、先輩がたのお仕事からよく学んで、よく話すべき。そして自分が何をしたいのか、何をやりたいのかを明確にしないとつとまらないでしょう。

非常に魅力的な会社ではあるが、今後、自分がどう成長していくか疑問を感じていたので退職を決意した。基本的に営業職はどのようにスキルを積んでいくかと言えば、先輩方の案件に加えてもらって、そこで基本的な作法からクリエイティブ業界のことを学んでいく。社内のカメラマンの品質から、顧客への提案までを学んでいくが、あまり先輩方とコミュニケーションがうまくいかず、案件での雑用係でおわってしまうようであれば、もうそこから伸びないだろう。撮影の立ち会いだけさせられて、案件の進捗状況や、営業アプローチなど勉強になることを教えてもらえないなど、放置されることはよくある。それで早くから辞めていった人間も数多い。人材を無駄遣いする会社の気風は非常に勿体ないが、先輩方も過重労働で非常につかれているので、社内の空気が殺伐とするのは仕方ないし、会社にいる時間が多すぎて家のようにリラックスした雰囲気になってしまっている部署が存在するのも仕方ないと思われる。こうした業務フローを改善しない限りは、社員はいい知れぬ不安を感じたまま、転職したり起業したり、何もせずに辞めてしまう人が多い。

新入社員に向けた研修ではなく、任意で参加のミーティングも非常に面白いものが多い。時期によっては手があくこともあるので、そうした時間に、カメラマンやレタッチャーをつかまえて技術的な面や、個人で何を考えて制作しているかをきいてみると良い。また、お越し頂く業界の方も面白い方が多いので、案件に携わりながらクリエイティブについて学んでいくことができる。クリエイティブ業界に限らず、スポンサーが何を求めているのか、おつきあいをする中で勉強していくことができるので非常に勉強になる。そうしたことを学んでいく上で自分の強みを発見し、強化していくことが望ましいだろう。