但しそれは全て、人員が揃っていればの話で、人がいなければ友人の結婚式であっても都合がつけられない場合があったくらい。パートさんアルバイトさんの人員状況に強く左右される環境。

中途入社の場合でも、土日祝も働く覚悟があるかは聞かれると思います。そこを気にする人なら絶対続けていけませんが、平日休みでも構わないなら、入社できると思います。

上場企業だけあって、福利厚生は年々改善されてきたように思う。401Kも早い段階で取り入れていた。また、労働組合からの働きかけも力があるので、給与やボーナスアップの要望や、福利厚生面など、今後も囲い込みのためにも改善が図られていくと思う。また、買い物の割引制度もありました。

残業がつけられるかどうかは、管理職によるので勤務先の店舗によってばらつきがあるが、年々厳しい傾向にはある。賞与に関しては、労働組合がしっかりしているので業績に左右されず、安定的にもらえる。半期に一度評価の時期はあるものの、よっぽどひどい勤務態度でない限り、一定の賞与は保障される。特に能力や実績がなくとも、とにかく安定した給料は手にすることができる会社である。特に女性に関していえば、営業職ならともかく、一般事務職では実現できない年収であると思う。

数年前に、女性活躍推進のための部署が立ち上がった。現在は模索中といったところで、確かに多くの女性社員が本社勤務に抜擢されたり、これまで以上に配属部署が広がったりなどはあるが、その後のフォローアップ体制までは確立されておらず、本人の頑張りのみで成り立つ仕組み。会社として取り組もうという姿勢は評価できるが、あと数年でなんとかなるような状況ではないように思う。特に店舗で生鮮関係の部署勤務であれば、常に人員不足の穴埋めで拘束時間が長く、サービス残業や持ち帰りも当たり前の風土なので、結婚出産後も家庭と両立ということはあり得ない。但し、レジ部門や本社勤務の女性の中には既婚者や子供さんがいる方も多く感じる。出産後に、部門替えを勧められるケースもあるらしく、職をこだわらない、また本社勤務のチャンスが得られれば、働き続けることも可能かもしれない。

一番の理由は、今後結婚や出産を経ても働ける環境ではないと感じたから。小売業なので当然ですが、土日の休みや夏休み、年末年始、その他長期休暇も一切取れないし、その代わりにどこかでまとまった休みがとれるわけでもない。また、パート・アルバイトメインの職場であるため、常に人員不足や、突然休まれてその穴埋めとして、働くことが多い。そのため、自分のもともと持ってる業務をやる時間がとれず、だいたいどこの店舗でもサービス労働や持ち帰り仕事などは当たり前の風土だった。到底終わらない業務量にも関わらず、会社全体の方針としては残業削減であり、実態とかけ離れすぎていた。

面接で苦労したり困ったり、また背伸びしたようなことは全くなく、楽に通ってしまったなという印象だった。入社後驚いたのは、配属された部門によっては未経験でも、パートさんやアルバイトを指導する立場になるので、とにかく自身で周囲に聞いて回って習得していかないと、何も身につけることはできない。その分、主任クラスになるのも早いので、早くから自分で挑戦したい人にとってはいいのかもしれない。

入社後、2年目まではフォローアップの研修もあり、充実していたように思う。会社側も、年々教育や研修に力を入れ始め、まだそれが社員に還元はされていないが、取り組む姿勢は評価できる。やりがいとしては、もともとモノを売ることに興味をもって入社したのであれば、早くから自分で売り場の構成や商品のラインナップ、売り方などについての裁量があるので面白いと思う。また、人を教えることが嫌いでなければ、パートさんやアルバイト、後輩社員などの成長を感じることができる。但し、人の入れ替わりはとても激しいので、そもそも教える時間の余裕がない中で、教えた人がすぐ辞めたり、また自分自身がすぐに転勤になったりする。そういった中でモチベーションを保っていくのは難しい。

配属先にもよるが、私はどの店舗でも非常に人に恵まれ、困ったことがあると助けてくれる先輩社員も多く、相談もしやすい環境だった。ただどの社員も、皆長時間労働やサービス労働で疲れているイメージで、シフト制なので同じ時間に終わるということも少なく、勤務後に飲みに行くなどは滅多になかった。接客業であるためか、話しやすく優しい人が多いように思う。女性の先輩はほぼいない。管理職には当たり外れの差が大きいが、皆40代50代でも、仕事に熱意を持った人が多く、本当に小売業が好きであれば参考になると思う。ただ仕事人間すぎる傾向。

ただ、結局現場では配属部門ごとの即戦力が求められるため、教えてくれる上司や周りの環境により大きく変わる。知識面のフォローアップ研修などもするべきではと思っていたが、在籍が前のことになるので現在はいくらか好転しているかもしれない。