入社してから管理職になるまでは、基本的に営業店で預金獲得から融資セールスを行う。キャリアパスとしては営業店で実績を積み管理職を目指す。他の部署に異動する事はほとんどなく、移動があるとすれば営業店で使えなくなった人材を本部へ移動させる程度。なので、営業店での浅く広い業務知識しか得られない。 退職理由として他行が融資を伸ばす中、毎年100億円近く融資残高が減少し、根本的な打開策がない。また、何か始めたとしても、時代のニーズに合っていない。最終的には精神論となり、課長職、管理職は土日に任意研修といった強制研修に参加し気合を入れている模様。今後の事業の継続性、将来性を考えると今後も厳しい状況が予想されることから退職した。

資格取得をしなければ昇格できない仕組みになっているので、自ら知識を身につける必要がある。基本的にOJTで知識を習得しなければならないが、振り出しの支店の規模で経験に差がつくように 感じる。大型支店であれば幅広い案件に携われるので勉強なるが、小型店舗だと案件が少ない上に、少額案件ばかりであまり経験にならない。経験を積むのには、案件に対し自分から進んで取り組む必要がある。

役員の考えがあまりにも古すぎて時代錯誤。毎週1回新規開拓の日があるが意味がないし、真面目にやってる人の方が少ない。定期積金を推進しているが、とても採算があうとは思えない!年配の方の預金を獲得して、その後は相続となり、大体の預金は他行に流れる。(役員は信頼があれば食い止められると信じている)将来性はないが細々とやっていくことはできる!

福利厚生は県内でいえば中の下。まともに交通費もでない。ガソリン代はリッター100円計算。役員はエコカーならもっと走ると主張し、値上げはしない方針。単身赴任で寮生活になれば実質減給みたいなもの。毎月5万円は支出が増えるが、それに見合う手当てはない。残業手当ては会社全体で管理職のIDを使ってパソコンにログインし、不正に残業させている。労働基準局が入ってからは、さらに拍車がかかった印象。

社風は金融機関だけにお堅い。人間的には良い人が多く働きやすいとおもう。待遇はあまり良くない。2009年以降は毎年ボーナスが下がる一方で、新入職員は手取りて14万円程度、役職がひとつ上がれば手取りが4万円ずつ上がるイメージ。業績も月末に数字を積み上げるので、実際の数字がわからないが、かなり預貸率は低下している。本部は月末の数字しか見ていないので管理職も月末の数字作りに必死。総合定期預金をマイナスにしてでも達成させている。自分の祖父母がこのような数字作りに参加させられていると思うと心が痛い。残業手当はほとんどなく、ついても10時間。実際は60～80時間はしている。

若い社員は、この会社の将来に不安を抱き転職を考えている人が多数。やる気のない人も多く、一緒に働いてるとモチベーションが下がる一方、やる気のある人も中にはいるので良い刺激を受ける。管理職は知識がなくてもなれる。なにを評価しているのか良くわからないが、スキル、実績以外のなにか別な要因があるのか…魅力的な管理職もいるので実際に働いてみて判断してほしい。

小さい支店なら仕事もないので早く帰れる。残業がつかないので残って働くのも気力もなく、明日で間に合う仕事なら帰宅を優先。一部の支店では残業がゼロの所もある。このような支店であればプライベートは充実させる事ができる。大きな支店だと残業しないと終わらないので、プライベートはくなる。残業もわずかながらつく。(10時間ぐらい)ほとんどの女性は五時に帰っている。

新規の顧客に対して融資するとポイントが高いのでやる気はでる。しかし100万を事業性資金で借りたいと言われると非常に面倒。担当者にもよるが、消費者ローンで貸す人もいる。支店長によっては消費者ローンを優先させて、事業性の資金は使わせない方針の人もいる。私は金融機関の人間として正しい融資を心掛けているので自分のポリシーに反する事はしないようにしている。