約束の時間に数分遅れて面接官が2名、面接室に入ってきて企業の時間に対するルーズさを感じました。面接官は上司とその部下といった感じですが、部下の方の発言が非常に少なく、下手な質問はしないように上司の目を気遣っているようでした。持参した資料はあまり見てくれず、どんな人を採用しようとしているのかわかりませんでした。直感的に体育会系の会社だなとわかるほどでした。

昔ながらの会社で上司の言う事は絶対です。対等に意見を言える環境ではなく、自分の意見を言うものなら「黙っとけ」と言われる始末です。その為、言いたい事や自分のアイディアを会議で言う事はできません。意見を求められたら、当たり障りのない意見を言うが勝ちです。自分を押し殺して働くのが苦痛になってだいたい3年ぐらいでみんな退職をしていきますが、うまくハマれば長く務める事は可能です。

Webデザイナーとしての入社だったが、入ってみるとエクセルを使った管理業務がほとんどです。思えば面接時にポートフォリオを持ってくるようにと言われたのに、全く見ずに採用となったので、不思議でした。（面接官は配属部署の上司）配属された部署の社員はWebの知識は皆無でしたので、優位に立つ事はできました。とにかく、募集要項の仕事内容と入った後の仕事内容がかけ離れ過ぎていたので、面接時に確認が必要です。

上司が部下に対して、人前で説教している場面が非常に多い。聞いてるこっちがヒヤヒヤするような、言葉で指導しているので、社員の方のストレスや鬱が心配です。実際、思い悩んでいる社員はいました。個室に呼びつけて平気で1，2時間の説教もあり、業務に支障をきたしているので、改善をした方が良い。

基本的に土・日・祝が休みですが、最終週の土曜日だけ出勤しないといけません。これが結構、体力的に負担です。定時は17時45分ですが、帰れません。皆、20時とか21時まで仕事しています。特に仕事が無くても、残業しています。残れば残っているほど、評価されているようです。帰りにくい雰囲気が充満していますが、帰る人は帰ります。

女性には優しく、とても働きやすい職場だと思います。産休も取得しやすい雰囲気ですし、産休後も復帰される方が非常に多いです。産休後に時短で働く事も可能です。社歴の長いお局的な存在も居てますが、とても優しいです。女性だけの職場では無いので、特に陰湿ないじめとかは聞いた事がありません。仕事中にどっかから説教の声が聞こえてくるかもしれませんが、気にしなければ大丈夫だと思います。

教育体制に改善の余地ありです。OJTで仕事を覚えていきますが、教育係の方の教え方がマニュアル化されていません。教育係の方が「分からない事があったら聞け」というから質問をすると「自分で調べろ」と言います。わからない事を調べていたら、「分からんことがあったら、聞けって言ったやろ」って言われます。もう、どうしたら良いか分かりません。マニュアルも一切無しで、全て口頭だけで仕事を教えてくれます。なので、メモの量とペンのインクの消費が半端ありません。セミナー代も会社は負担してくれません。無料のセミナーに関しては行かせてくれますが、事前にそのセミナーに出席する事のメリットを記入した報告書なる物提出しなければならず、非常に厄介で効率的ではありません。

評価基準が曖昧です。しっかりとした明確な基準が設けられておらず、微々たる金額（数千円程度）が毎年４月に昇給します。年齢や役職によって給料が決まっているので、よっぽど会社に対して大きな利益を生むような企画を立てない限り、大幅にアップする事はありません。

官民共同事業を掲げて事業を行っていて、自治体と地域住民が一体となるような事に対して躍起になって事業の展開をしています。最近では「ふるさと納税」「わが街プロモーション」を新たな軸として展開しています。自治体との事業となるので、自治体のスケジュールや予算に左右されます。他者に頼った開発ばかりで、自社開発ができないのが大きなマイナスです。新しい企画も自治体ありきの、時流にあわせた、ありきたりなものしか作れないし、なかなか新しい事業を展開する勢いがありません。もっと思い切った舵きりをしないといけないと思います。結局、紙の便利帳や電話帳の広告収入に頼っていて、それ以外の利益が弱いです。

福利厚生は最低限の健康保険、雇用保険、厚生年金があります。それ以外は何もありません。子育てに関する支援も何もありません。社員がやる気になるような革新的な福利厚生は何もありません。今やどんな会社も当たり前に導入しているノー残業デーですら、ありません。もっと社員の事を考えた、育児休暇やノー残業デーぐらいは作って欲しいです。