会社としての方針が変更になる場面が多く、臨機応変な対応が求められていました。自店での主力商品であったとしても他の重点店舗への移動も多く、売上が取れない→モチベーションが下がる→スタッフが辞める、といった悪循環になり易かったです。その為店舗応援が多く、自店に腰を据えるということは出来ませんでした。

各地に出店し店舗も増えましたが、本社の機能的に全てを管理するのは難しいようです。基本的に現場は店長に任せきりです。年間月間単位の売上/仕入予算計画はありますが、その通りに進むことはまずありません。1週間前に決まったことが翌週には正反対に進むことも頻繁にあります。これに順応出来ないものは必要ないといったスタンスなので、物事を計画的に進めたい人には厳しい会社だと思います。また本社から店舗への協力体制についてもかなり格差があります。本社から関心の高い店舗は干渉度も高いため、休みであっても呼び出しや報告物等が多いですし、関心の低い店舗は干渉度も低い代わりに本社からの支援は期待出来ません。基準などがあって運営が行われるわけではなく(そうしようとしてはいるようですが)、社長常務の一存で行われる急な方向転換に付いていけなくなったのが退職の理由です。あと辞める際は有給の兼ね合いもありますが、引き継ぎ業務など無視して最短で辞めることになりますので、退職を申し出る際は周りの方に引き継ぎされてから申請されることをおすすめします。

評価制度が導入され、正社員などは店のランクや役職などで給与が見直されました。1度だけ人事考課が実施されましたが、その後は実施されませんでした。店のランクは利益額によって決められますが、本社支援のある店と無い店があるため平等なものではないと思います。基本的に売上も昨対比で評価されるのですが、TV出演や館内リニューアルなどで急に売上が伸びた時のみ評価され、翌年には昨対比で厳しく追及されるといった繰返しでした。社長に気に入られているかどうかも大きな評価ポイントになっていたと思います。

ほとんど独学にはなるが、自由度は高い。発注なども店舗判断。売上報告は決まった時間に必要で、悪いと上司から原因確認の電話がかかってくる。

店長同士はわりと仲が良かった。店間移動なども仲の良い店長と出会えれば苦ではないと思う。自己責任で運営は任せてもらえる。