自社製品の売り込みがあまりよくない。お客様から反響があったもの・再販が望まれているものは再生産しないのに、客層がニッチ過ぎる商品をどんどん出して売り場にひたすら山積みになる、なんてことも多々あった。また、売れる商品はどの店舗でも人気なのに、売上の大きい店舗に回すようやや強引に指示されるので、小さい店舗は必然的により不利になる。各々の店舗が小規模であるので、店長クラスの人間性で働きやすさがかなり違う。人員配置も基本店長＋アルバイト数名なので人手が足りない。アルバイトの負担が重い。教育もおざなりになり、アルバイトが入っては辞めての繰り返しになっていた。

販売スタッフにはブラウス・エプロンの支給があった。社販制度もあり自社製品以外にも他メーカーの商品も対象だった。その他にイベントでの店舗売上が目標達成したりすると、自社製品の好きなものを特定金額分もらえたりすることもあった。

確かに雑貨の取り扱いが多かったが、自分が好きだったのは自社ブランド品以外だった。利益を追い求めるがゆえ、店内で1番動きのよい他社ブランド品の販売を、原価率が悪いからという理由で咎められた。会社が倒産する直前は、ニーズがニッチ過ぎる商品を出している傾向があった。