とにかく給料が低かった。高校生がアルバイトで稼いだお小遣いかな？と思うほど低かったので覚悟する必要がある。

高単価なお客様やお偉いさんなど様々なお客様と接していく中で自分のスキルの成長も感じられる。また、自分が接客したお客様がリピーターになってくれて、宿泊するたびに自分がいるレストランを利用して挨拶に来てくれたりしたときは本当に嬉しいし最もやりがいを感じる瞬間でもある。

ある一定の役職までは自身の努力次第で目指せるが、途中から上層部に気に入られないと絶対になれない役職の領域がある。どの会社もそんなものだと思うが、この会社はそれがかなり目立つ。

先輩後輩・上司部下など立場は関係なく社員みんな仲が良く、仕事終わりに飲み会やカラオケに行ったり、休日を合わせて複数人で一緒に出掛けたりなど、かなり居心地の良さはあった。

良いといえるところは何もない。最低限の福利厚生すら足りないと感じるほど。

ホテル・飲食業なので当然固定休や定時上がりは難しいが、それを踏まえても休日の少なさや拘束時間の長さは改善したほうがいいと思う。特に繁忙期は酷いなんてものじゃない。

入社理由はこれといって無く、とりあえずで入った会社だったが接客を通して様々なお客様と繋がれて、名前と顔を覚えてもらってリピーターになってもらえるなどの経験をしていくうちに目標もやりがいも見つけられて仕事は楽しかった。当然腹立つことや理不尽でブチ切れたくなることも多く何度も辞めてやろうと思ったが、それを共有して笑い話にして一緒に楽しめる人たちが周りにいっぱいいたからストレスを抱え込むことなく続けられたと思う。

接客業のため、男女問わず働きやすい。産休もとれるとは思うが、自分の周りで産休が必要な人がいなかったためわからない。仕事ができる人なら性別関係なく昇進できる。

自分は目標のためというのが1番の退職理由だったが、給料の低さや待遇、ワークライフバランスが理由で辞める人が圧倒的に多い。その中でも良い人材は早々に辞めていくので、この会社で働き続けたいと思えるなにかが必要だと思う。現在はわからないが、自分がいた当時は従業員の人の良さ以外なにも良いと思えるところはなかった。

世の中の情勢に大きく左右される業界で、特にコロナの時にかなり大変だったと聞いたので、集客が見込めないときでも売り上げをたてられるサービスがなにかあれば生き残っていけると思う。